森島和樹の青い心達

自然を壊してぼくら
そのぶんの幸せを得てますか？
たくさんの動物を追い出して
ぼくらそのぶん幸せになってますか？

自然を壊してまで得るくらいの幸せでしたか
友達が外から名前を呼ばなくなって
外に出ることがなくなって
会話はなくなって
目を見て話すこともなくなって
ぼくら画面に向かって
心はアスファルト
頭は機械
ぼくら
自然に笑って
自然に愛することもままならない
自然を破壊して
なにを手に入れようとしてる
地位 権力 お金
幸せを共有して笑うには
あまりに不自然なものばかり
ぼくらは偉大なものを壊して
あまりに小さなものを守り続ける
そこまでして
手に入れたいものだろうか
たくさんのものを壊して得たものは
あまりに いらないものが多すぎる

便利になったはずの世の中は
ストレス社会と呼ばれるようになった
ぼくらは追っかけているはずなのに
それはどんどん遠ざかっていく
頭は良くなっているのか
悪くなっているのか
住みやすくするために
生きやすくするために
開発されたものは
住んでいるこの地球を壊す行為ばかり
本末転倒の世の中は
それでも 偉そうに
この世界を我が物顔で闊歩する
裸の王様たちは ひたすら
メッキが剥がれるのを恐れながら
地位と権力と紙切れで
幸せだと 思い込むことに必死になっている


高い酒を自慢げに呑むより
安酒を自慢の仲間と笑って呑んでいたいんだ






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